ファンドの見直し
コア・サテライト戦略を
取り入れてみよう
コア・サテライト戦略とは効率的に運用するための投資戦略の1つです。
保有する資産をコア(中核=守り)とサテライト(衛星=攻め)に分けて運用します。
安定している投資信託やバランスファンドは値下がりリスクが少ない分、上昇の力も弱い傾向にあります。
2つ以上の投資信託を保有してみましょう。資産全体としてのリスクやコストをコントロールしつつ、より高いリターンを得ることが期待できます。
安定的な長期運用を基にしつつ、一部リスクを取り収益性重視の運用を組み合わせることにより、リターンの向上を図ることができます。
自分に合ったリスクと
リターンを選んでみよう
投資信託には、リスク(価格変動のブレの大きさ)とリターン(収益)が発生します。
リスクとリターンをしっかり理解したうえで、ご自身に合う「コア・サテライト戦略」を立てていきましょう。
右にあるタイプの投資信託ほど高い収益が期待できる一方で、価格が変動する幅も大きくなります。
イメージ図
定期的に資産の見直し
(リバランス)を
長期で分散投資をしていると、資産の成長や縮小により予想外にリスクを取りすぎていたり、
逆にリスクを落としすぎて上昇の力も弱いポートフォリオに変わっていくことも少なくありません。
せっかく自分に合った資産配分にしても、放置してバランスが崩れたら意味がありませんので、
定期的に資産配分の確認をし、自分に合った資産配分へ戻してあげる(リバランスする)ことが重要になってきます。
厚生年金や国民年金を運用しているGPIFもリバランスをしている!?
私たちの厚生年金や国民年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も基本ポートフォリオを定め、これに基づき管理を行っています。
時価の上昇で基本ポートフォリオより大幅に上回った資産を売却し大幅に下回っているものを買付しています。
出典:
GPIFウェブサイト(https://www.gpif.go.jp/operation/2020-Q3-0205-Jp_983358.pdf)